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「天色*アイルノーツ」雑感

amairo
※ネタバレ有り&酷評気味なので注意!

楽しめなかった訳ではないんだけど感想を書くとなると酷評してしまう。そういう事がままあるのだが、本作『天色*アイルノーツ』それに当たる。

作品のクオリティはむしろ高い。システムの使いやすさ、美麗な絵、人気声優で固めたキャストと、隙を見つけるのが難しいだろう。場面で見るとヒロインも可愛くちょっと変態的なのも良し。Hシーンも数も豊富で大変魅力的。サブヒロインも攻略可能。一つ一つの要素で見ていくと酷評するのが何だか申し訳無くなってくる。

部分で見ると素晴らしいクオリティなのだが、全体で見るとチグハグという印象を抱いてしまったのだ。本作の大きな特徴である「空に浮かぶ島」という設定、果たしてどこまで機能していただろうか?自分には真咲やティアのような外見的特徴があるヒロインを登場させたくらいしか意味を成していないように思う。

別に空に浮かんでいるのに大きな謎があったり島自体に隠された秘密があるとか、そういう壮大でシリアスな話をこの設定に求めていた訳ではない。前作『DRACU-RIOT!』の失敗は「吸血鬼」という設定からくる問題、シリアス展開が内容を圧迫し、魅力であるイチャラブとのバランスを壊していた事だった。本作はそういった点を踏まえ、極力シリアスな展開に移行しないよう努めていた。

僕はただライゼルグ――空に浮かび空想上の人種であった者達が暮らす島――に見合ったキャラクターの魅力、日常を描いてくれれば良かったのだ。折角如何にもファンタジーな舞台なのだからそれを活かして欲しかった。何が楽しくて異世界でもBLや同人誌といった普通の学園物でもできる話題を眺めなければいけないのか。

端的に言えば、本作からはキャラクターの内面と世界設定に強い結び付きを感じられなかった。
「別にこの世界設定じゃなくてもヒロインの性格(魅力)って表現可能じゃない?」
こうしたもやもやした考えが最後まで抜けなかった。

外見に引っ張られる形で魅力を得る真咲はまだしも、同人活動に勤しみ妄想癖があるシャーリィ、お兄ちゃんと呼び主人公を慕う愛莉、ご主人様プレイを望む夕音。この三人に関してははっきり言って空に浮かぶ世界じゃなくても特に困らない。個別ルートの大筋も、例えばどっかの外国の学校の話でもまあ何とかなる。

イチャラブ重視の作品なのだからストーリーに異世界故の問題やシリアスな展開を取り上げなかったのはまだ理解できる。これは前作の反省を踏まえたのだろう。
だけどキャラクターの内面の魅力に、その世界でなければならない説得力が無かったらわざわざ独自の世界観を設定した意味がないだろう。本作はまさにこうした問題を抱えており、だからヒロインを浅く感じてしまい、日常の掛け合いやイチャラブに浸りきれず話も退屈に感じてしまった。

一つの場面を取り上げると可愛いと感じた箇所は幾らでもある。だけど全体を通して見た時は、それが世界観にそぐわないチグハグな印象の方が強いので違和感が大きくなってしまったのだ。

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まあこんな事を言ってはいるがヒロインが可愛いのは確かに可愛いのである。特に木乃香と真咲がお気に入りで褐色とケモミミの素晴らしさを再認識させてくれた。
褐色娘は外出しでコントラストを楽しむのが乙なものである。獣耳娘は発情的で激しいセックスを楽しむのが趣深い。(堅苦しい表現だが言ってる事は変態的)
他にもエルフであるティアもいるし、こういう多種多様なヒロインを登場させた事にまず満足するべきなのかもしれない。

『DRACU-RIOT!』『天色*アイルノーツ』といい、独自の設定がイチャラブを阻害したりと何らかの失敗を起こしているように思う。だが、特異な設定に頼らずともキャラクターの内面を重視する事でシナリオとイチャラブのバランスが取れた、プレイヤーを満足させる作品を生み出せる事をゆずソフト自身が過去に『のーぶる☆わーくす』で証明した。原点回帰でもないがそんな作品をもう一度見てみたい。
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