「いいなり!催眠彼女~隷属洗脳・生ハメ性活!!~」感想
エロゲ(感想・レビュー) - 2013年10月17日 (木)

タイトル:「いいなり!催眠彼女~隷属洗脳・生ハメ性活!!~」
ブランド:クレージュA(同人)
評価:D(S~E)
◆雑感
久しぶりに抜きゲーの感想でもさくっと。
同人サークル「クレージュA」の新作。このサークルの売りはアニメーション。
本作もシーン数は全部で14枠(恵10枠静香4枠)と決して多くはないが、その全てにアニメーション完備+動きもぬるぬると一つ一つの質は高い。
なので安いし絵は良いしアニメーションも素晴らしいし大満足!……と言いたいところなんだけど、催眠物としてはいまいちな内容と言わざるを得ない。発売前は凄く期待してただけに残念。
問題点は明らか。この作品は催眠という便利な能力を完全に持て余している。
片思いの相手に催眠術を掛けて思い通りにする、ここまでは何の問題も無いし他の催眠ゲーでもよく見る導入。だけど本作の場合はこのパターンしかないのだ。
催眠術を掛けて嫌がる相手とエッチ→催眠術を完全に掛けて自分の事を好きになってもらう→両思いになって後はひたすらエッチ
要するに、この作品の催眠術とは相手に自分を好きになってもらう手段としか機能していないのだ。だから常識改変や幼児退行のような催眠物であって欲しいシチュエーションが殆ど無い。主人公はヒロインに好きになって貰う事しか考えていないので、催眠術を使って色々やってみようという発想が無い。
もっともこれはこれで一つの形として有りかもしれない(催眠術という便利な能力を手にしたのにヒロインに自分を好きになって貰う事しか考えていない一途なところ)が、催眠物として惹かれるシチュエーションが少なかったのは残念の一言。
低価格作品だし堕ちるのが早いとかヒロインが操り人形に過ぎないとかそういう全体の流れについて細かい不満を言うつもりは(あまり)無いんだけど、完全のシーン部分に魅力を感じられなかったのは痛い。催眠物は自分の好きなジャンルだから余計にそう感じてしまった。だってタイトルにある「隷属洗脳」なんて文字見たら否が応でも期待しちゃうでしょ…。
個人的には期待外れだったけど、絵とアニメーションが良い事は変わらないのでシチュエーションにそこまで拘りが無い人は問題なく楽しめるはず。
あとイヤホンやヘッドホンを付けて催眠を掛けるって手法は良かったと思う。パッケージ絵でも見れるけどビジュアル的にかなりそそられます。目隠しもそうだけど五感を奪う構図って良いよね。
まあ四肢切断とまでいくと色々厳しそうだけどね。まず審査通らなさそう。
そういや『触装天使セリカ2』で擬似四肢切断なんてシチュエーションがあったのを思い出した。セリカ2は他にも色々と凝ったシーンがあるのでお勧め。
あとは『蠱惑の刻』とかはかなりハードな内容でテンション上がったけどまたこのレベルの作品でないかなぁ…。KAI作品は萌え絵で凌辱だから凄い抜けるけど腹パン(腹ボコ)&悲鳴特化だからちょっと違うし。
……なんか感想そっちのけで色々語りそうになったので今回はここまで!