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初心者だけど重度のエロゲーマー。プレイ本数が増えてきたけどまだまだ新参者のつもり。当面の目標は積みゲを全て崩し終えること。
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「ルートダブル -Before Crime * After Days-」感想

rw
タイトル:「ルートダブル -Before Crime * After Days-
ブランド:イエティ
評価:B+(S~E)
関連:批評空間投稿レビュー(ブログの感想と殆ど内容一緒)
※以下ネタバレを含みます


◆前書き
まず一言、本作『ルートダブル』(以下RW)はエロゲではありませんが、レビューは全てこのカテゴリに収めたいと思っているのでその点をご了承下さい。
凄い丁寧に作り込まれた作品というのが第一の印象でした。発売日当日に買ったものの、今まで放置していましたがもっと早くやれば良かったですね…。
雑感はかなり短めに纏めてますが、これは時間を割くのが面倒という訳ではなく(多少ありますが)、本当にケチを付ける箇所が少ないからです。あとはその不満点も個人的な受け入れ難さによるものなので、その感情的な意見を長々と書き連ねるのもちょっとアレかなと。

◆雑感
「完璧な作品は存在しないが完全な作品は存在する」というのが自分の一つの作品評価の際の考えで、それは点数評価では決して100点を付けないというのにも繋がっているのだけれども、本作RWはその中でも完全な作品と言っても差し支えない程の高い完成度を誇る作品だった。世界設定・伏線回収はまさに圧巻で、これに関しては完璧と言っても良いかもしれない。メインキャラクター9人の背景の掘り下げも十分で、「Senses Sympathy System」による選択肢を設けないシステムも他のADVにはない楽しみ方を可能にした。特に√Afterで繰り広げられる閉鎖空間での極限状況とSSSシステムとの親和性は抜群で、エンターテイメントとして極めて高水準な内容になっていた。(僕の本作のピークがここだったので以降の√で物足りなさを感じてしまうという弊害も出てしまったのだが。)

個人的な受け入れ難さが理由でずば抜けて高い評価を下すことは出来なかったが、人によってはそれこそ100点を付けるに足る完璧な作品になり得るかもしれない。本作からそれぐらいのポテンシャルの高さは十二分に感じ取ることができた。
感情的を抜きにして単純に本作の完成度を見た場合、恐らく殆どの人が満点に近い評価を下すのではないだろうか。

僕が抱いた受け入れ難さというのは√Beforeの面々に対して。僕にはどうしても彼らに対して好意的な印象を抱くことが出来ない。Beyond Communication(BC)を可能とする彼らの行動が暴力的なものに映ってしまった。
作中で渡瀬が夏彦のことを「怪物」と評する場面があるが、僕が√Bの面々に対して抱く感情もまさにこれだ。テレパシー/エンパシー/センシズシンパシーを駆使して他人の心を読み取ったり記憶を消去したり、渡瀬に対して高圧的な命令を下す夏彦を見て"怪物"、"我儘な子供"という否定的な印象が強くなってしまった。無論夏彦にも譲れないものがあるし、本質的には熱い良い奴と分かってはいるのだが…。
√A以降は夏彦視点が増えていくので必然的に自分がプレイ中に抱く印象もあまり良いものではなくなってしまった。

BCが万能的過ぎたのもある。
「BCでも人の心は完全には理解できない」
「BCを使わずとも人は時間を掛ければ分かり合える」
こんな感じの台詞があるが、BCを多用して問題を解決する彼らが言っているのでは説得力に欠ける。またこれも状況的にしょうがないと分かってはいるのだが、人を信じるか否かの場面で心を覗いて判断するというのが自分には受け入れられなかった。合理的な方法ではあるが……でもこれは自分の頭が堅いだけかもしれない。
僕にはBCによる他者の心の蹂躙というのが最後まで引っ掛かってしまった。

逆にもう一人の主人公である渡瀬との親密度というのはかなり高かった。英雄的な行動はもちろん夏彦の行動の不条理さに比例して渡瀬に対する好感度は上がっていった。僕はもちろんコミュニケーターではないのでそこでも渡瀬と夏彦に対して歩み寄る時に距離があったかもしれない。
渡瀬と夏彦との対立構造で物語は進み、最終的に両者が歩み寄る形で完結するが、渡瀬にしか深く肩入れできなかった時点で僕は本作を心から楽しめなかったように思う。(それでも十分面白かったのだが。)

恐らく夏彦ら√Bの面々にも十分に肩入れできる人間はかなり柔軟な思考の持ち主だと思う。僕はBCに対して未知なものに対する嫌悪感が先行してしまったが、作品世界では確かに存在しているしコミュニケーターに対する十分な配慮もある。
何と言うかプレイ中にコミュニケーターに対して十分に慮れなかった自分の想像力の無さが恨めしい。もし自分がRWの世界にいたら普通に反BCデモに参加して事件発生の一因になってかもしれない。
ここまでかなり個人的な感情で夏彦らに対する否定的な意見を書き連ねてしまったけど、(この意見を変えるつもりは全くないが)もっと柔軟な思考で楽しめなかったものかなと今は少し後悔している。

他にも一般的に行き過ぎた説明はテンポの悪さを生み、本作も例に漏れず中弛みを感じたりもしたが、それ以上に説明や伏線回収の丁寧さに好感を覚えた。これは高い完成度の要因にもなっているので目を瞑る。
あとはキャラクターの名前や背景設定の一つ一つにまで意味が込められているのでそれらを咀嚼するだけでも楽しかった。
総評するとやはり本作の完成度は別格。キャラクターの行動に対する疑問点はあるが内容・設定に関する矛盾点は見つけられなかった。

◆後書き
細かいところで言えば動作や演出の重さに不満を感じたりもしましたが内容に関しての不満点は上で挙げた受け入れ難さだけですね。ただしこれも僕の個人的な理由なので気にならない人にとっては本当に非の打ち所がない作品になるのではないでしょうか。エロゲではありませんが自信を持ってオススメします。
本作を最大限に楽しめなかった自分の頭の堅さに若干の苛立ちを覚えつつ、良い作品に出会えたことの喜びを噛み締めながら感想を締めくくりたいと思います。

あ、あと好きなヒロインは洵です。青山ゆかり友永朱音さん良いですよね。
ほんとの最後に最も印象に残ってる台詞を貼っておしまい。
rw2
サリュがこの台詞に込めた想いは本当に深い。
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