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初心者だけど重度のエロゲーマー。プレイ本数が増えてきたけどまだまだ新参者のつもり。当面の目標は積みゲを全て崩し終えること。
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「新・御神楽少女探偵団」雑感+エロゲーのゲームシステムに関して

mika
タイトル:「新・御神楽少女探偵団
ブランド:elf
評価:C+(S~E)※シリーズを総合しての評価


◆雑感
今回は作品内容に関しては詳しく触れていません。そのためネタバレも無いです。
本作『新・御神楽少女探偵団』は『御神楽少女探偵団』『続・御神楽少女探偵団 ~完結編~』に次ぐシリーズ三作目となっています。未プレイでも本作を買えば前二作が付属されているので非常にお得です。三本合わせるとボリュームも結構ありますしコストパフォーマンスも中々。

探偵団とタイトルにあるように、シリーズ合わせて全15もの事件を「推理トリガー」と呼ばれる独自のゲームシステムを駆使してプレイヤーが捜査・推理していきます。「推理トリガー」については後述しますが、プレイヤーを物語に能動的に介入させたこのシステムの発想・完成度の高さは素晴らしいです。

肝心の事件の中身に関しては…率直に言うとそこまで優れている訳ではないです。このシリーズはあくまで独自のゲームシステムが魅力なので、推理物として過度な面白さを期待していると肩透かしを食らうかもしれません。僕も最初は躓きましたが慣れてくると結構サクサク解決出来ました。ただ面白いのも幾つかあって、個人的には「蘇る夢男」「さ・よ・な・ら」「殺サレルベキ男」がお気に入りです。

三作もやると自然とキャラクターに愛着が湧いてくるもので、巴・滋乃・千鶴の主人公三人組や御神楽時人は勿論、脇役にも好きなキャラクターが何人かいます。
一つの事件でそれっきりの人もいれば、後に思わぬ場面で再登場したり、事件解決の重要な手助けをしてくれる人物もいたりと、登場人物の繋がりがシリーズ全体の物語を重厚なものに仕上げています。巴・滋乃のBADENDでの凌辱も良かった。


・推理トリガーシステムについて
詳しくは公式サイトのゲームシステムを見て下さい。
ただこれだけだと少し分かりづらいかと思うので個人的にも説明していきます。
mika2
普通の会話場面。ADVでは頻繁に見る場面です。

ところが本作は読み進めていく中で、時折青文字の台詞が登場してきます。
mika4
この時が推理トリガーシステムの出番です。推理トリガーとは簡単に言うと情報の取捨選択のことで、その台詞が事件の推理に必要な情報かどうかをプレイヤーが判断するシステムです。

例えば上の台詞に推理トリガーを発動させてみましょう。
mika3
先程の台詞は事件の推理には特に必要のない情報なので、推理トリガーの使用回数がただ減っただけで終わってしまいました。

それでは再び上の台詞に対して推理トリガーを発動させてみます。
mika5
この場合は「神父の様子が気になる」という台詞が事件の推理に必要な情報であったので、推理ポイントが2上昇しました。

このようにプレイヤーが推理トリガーが駆使して必要な情報を集め、事件を解決へと導いていきます。使用回数が0になるまでに推理ポイントを20貯めることが出来ればその捜査パートのクリアとなります。足りなかった場合は最初からやり直し。

本作は推理トリガーシステムによってプレイヤーが自分で事件を捜査・推理している感覚を味わえるようになっています。このシステムを取り入れた時点で作品としての成功は確約されたと言って良いでしょう。
普通のADVとはちょっと違う、本格的な推理「ゲーム」を楽しみたいという人は、是非とも本作を手に取ってみてはどうでしょうか。


◆エロゲー(ノベルゲーム)のゲームシステムに関して
これについて触れたいからここまで書いてきたといっても過言ではありません。
この推理トリガーシステム、プレイしていて非常に新鮮に感じたし楽しめました。ただ、面白く感じる一方で少し悲しくもなったんですよね。

シリーズ一作目の『御神楽少女探偵団』は1998年に発売されました。今から約15年前です。そのゲームシステムが今プレイしても新鮮味を保っているところに、大袈裟ですけど僕は現在のノベルゲームの停滞を見たような気がしました。

現在のエロゲーは解像度も大きくなり、演出面でも更なる進歩を遂げ、コンフィグも事細やかに設定できるようになりました。グラフィックに関しては比較の必要がないくらい美しく、そして可愛くなった。
シナリオに関しても、三角関係なら2001年の『君が望む永遠』に代わって2011年に『WHITE ALBUM2』、SFなら1996年の『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』に代わって2009年に『Steins;Gate』と、約10年周期でそのジャンルで「名作」と呼ばれる作品が登場しています。(『Steins;Gate』はエロゲーじゃないですけど同ジャンルの比較ということで許して下さい。)

それでもゲームシステムに関しては、僕が15年経った今でも推理トリガーシステムに新鮮味を感じたように、大して進歩していない、それどころか単一化・後退していると言えるのではないでしょうか。
良いか悪いかどうかはさておき、近年のエロゲーはシナリオ偏重かグラフィック偏重の二極化が進み、ゲームシステムに独自性を出そうとする作品が減ったように思います。俗に言うエロゲーの紙芝居化が顕著になってしまった。

去年の作品であれば、Yatagarasu(八咫鴉)の『古色迷宮輪舞曲 ~HISTOIRE DE DESTIN~』、全年齢も含めれば自転車創業の『ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。』がゲームシステムに独自性を携えた作品であったが、そのシステムに高い完成度があったかと聞かれればそれはノーと言わざるを得ない。
(自転車創業は2004年に『LOST COLORS』で一つの完成形を提示しているが。)
僕が知る限りでは、ここ数年で斬新かつ高い完成度であるゲームシステムを擁した作品というのは出ていないと思う。

製作者側に寄り添って弁護するならば、業界全体の衰退に伴い保守的にならざるを得ない状況の中で、売れるかどうか分からないリスクの高い行動は企業として慎むべきである、と言えるしこれは当然だと思う。
あとは別にゲームシステムが斬新でなくてもエロゲーでなければできないことはあるし、実際その路線で頑張っているブランドも沢山ある。そういったブランドに関しては微力ではあるが今後も力を入れて応援していきたいと思っている。

ただ、一人のユーザーに過ぎない僕の傲慢な我儘なのだけれども、現在の演出やグラフィック水準でゲームシステムにも新鮮味を感じられる作品をもっとプレイしてみたいと、御神楽少女探偵団シリーズをプレイして思ったのでした。
最後は駆け足で纏めちゃったけど今回はこれでおしまい。それではまた。
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