「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」買いました
購入 - 2013年04月15日 (月)

『1Q84』以来、約3年ぶりとなる村上春樹氏の長編小説。個人的にはもう3年経ったのかと驚きを隠せません。既に購入して読んだ人もいるのではないでしょうか。週末買って一気に読む予定でしたが忘れてたのと面倒だったのが重なり結局今日の帰りに買って来ました。やはり売れてるみたいで、書店を二件ほど回りました。
氏の作品は『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』を始め何冊か読んでいますが、文章が非常に美しいというのが第一の印象にあります。特に最近の作品ではそれが顕著かなと。文章量は多いけどそれがすっと頭に入ってくるというか。
また作品の根底にあるのが「孤独」で、それに対する氏の価値観がどの作品からも窺い知ることができます。そこで語られる「孤独」に読み手が共感出来るかどうかで受ける印象もガラリと変わってくるのではないかと。なので合わない人にとっては本当に合わないと思います。
そろそろ違うモチーフの作品を読みたい気持ちもなくはないですが…、個人的にはこのままで良いかなと思ってます。
何か読む前から色々と語ってしまいましたが…。これからじっくりと読んでいきます。一周だけだと完全に理解出来ないと思うのでもしかしたら二~三周するかも。ハードカバーなので外で読み進められないのが難点ですね…、基本部屋ではエロゲをやりたくなるのでどうしても読むペースが遅くなってしまいます。
面倒臭がらずに週末買って読むべきだったかなぁ…と少しだけ後悔したところで今回はおしまい。それではまた。